女優やモデル、映画監督やミュージシャン…と枠にとらわれず活躍するELAIZA。そんな彼女が2月25日公開の映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』の主題歌「Together」の日本カバーソングアーティストとして日本版を歌う。頬を指でつまんで唇をとがらせる“エライザポーズ”をTwitterで投稿したことで女子中高生の間で一大ブームが巻き起こり、“自撮りの神”と呼ばれたELAIZA。しかし、「歳を重ねるごとに、SNSに依存しなくなった」という。それでも彼女のSNSはつねに注目され、体型ついての心ないコメントに自身の考えを明かした投稿が話題に。25歳になった今、彼女はSNSをどのような目で見ているのか。また、過敏になっていくルッキズムへの想いなど、話を聞いた。

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■「私が痩せることにこだわっていたら、みんなが『痩せなきゃいけない』って思ってしまう」

――現在はInstagramでの発信が中心ですが、『ミュージックステーション』（テレビ朝日）に出演した直後には、ご自身の体型について触れる心ないコメントに対し、「気にしていません、良く食べて寝て元気な証拠」と投稿していたのが印象的でした。

【ELAIZA】私はいつも、応援してくださるファンの方のことを考えています。そこから先の、たとえばテレビで偶然見てくださる方とか、なんとなく私を知ってくださっている方にまで細かく配慮をしていると、八方美人になってしまう。まずは心配してくれたり、優しい言葉をかけてくださる方々に「私は気にしていないよ」という思いを伝えたかったんです。

――顔の見えない人たちと向き合うのは怖くないですか？

【ELAIZA】ネットで何かを言ってくる人って、「言うクセ」があるだけ、他人が気になっちゃうクセがあるだけなんだと思います。集団心理に流されたり、反射的に「わかる！」って乗っかってしまったり。大抵、次の日には忘れてますし。でも、言葉の刃で刺された側には確実に傷が残りますよね。だから、無自覚に攻撃してきた人に対してもきちんと「私は気にしていない」と表明することで「なんだ、言っても気にしないんだ」って刃を向けるのをやめてもらえたらと思っています。

――日本ではまだまだ、芸能人が容姿や体型への揶揄について考えを発信することが当たり前という空気ではないですよね。

【ELAIZA】日本のルッキズムって、不思議な部分に敏感なところがあると思います。健康でご飯をちゃんと食べていたらお腹ぐらいふくらむし、生理前なんて誰だってむくんで、ぷくぷくになってしまうじゃないですか。それでも私は標準体重より低いんです。今はダイエットをするのは、役作りで必要な時ぐらい。だって、私が痩せることにこだわっていたら、みんなが「痩せなきゃいけない」って思ってしまいませんか？お肉のついてる姿を見せたら「まぁ、ELAIZAもあれぐらいの体型なんだから」って思えるんじゃないかって。何よりも健康が一番だし、私は食べるのが好きだから。体重が58kgだという理由で仕事が減るのなら、私はお仕事相手に抗議すると思います。そこに意図があるならお話を伺う気持ちはあるけど、納得がいかなければお別れでいいと思っています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c733f10b3adef8506cb53b65fb3eb0ffdc4509f5