男はわざわざ身を乗り出して私を狙った
2月25日夜、西部ワシントン州シアトルの中華街で、地元高校の日本語教師・那須紀子さん(44)は、パートナーの黒人男性と並んで歩いている時、背の高い白人の男から突然、石を詰めた靴下で顔を殴られた。鼻3カ所とほお1カ所、歯2本を折る大けが。直後は「金銭目当てか、暴行目的か、なぜ襲われたのか、分からなかった」という。
◆男は起訴されたが、検察官「証拠がない」
男はその後、第2級暴行罪などで起訴された。だが憎悪犯罪は適用されていない。検察官は、男が無言で犯行に及んだことを理由に「悪意を持って故意に犯行に及んだ十分な証拠がない」と述べたという。
「これでは不当な暴力がますます横行する」。懸念した那須さんは3月13日、事件現場近くで開かれた人種差別抗議集会で声を上げた。事件当時に持っていたバッグや車のキーを掲げて「男はこれらを簡単に奪えるのに奪わなかった。単に私を殴りたかったのだ」と強調。「事件後、見知らぬ多くの人が憎悪の対象になった経験を共有してくれたが、加害者が放置されていることにゾッとする。(厳罰化による)正義を求めるべき時だ」と訴えた。
(出典 i.imgur.com)
【悲報】日本人女性、アメリカでいきなりぶん殴られて入院…
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